チャート: https://www.gate.com/trade/XRP_USDT
直近48時間で、XRPは暗号資産市場の全面的な反発の中で力強いパフォーマンスを見せました。2025年7月23日正午(UTC)時点では、XRPは約3.51ドルで取引され、先週の安値3.28ドルから7%超の回復となっています。取引高は24時間で12億ドルに達し、市場の活性化が鮮明です。また、ビットコインやイーサリアムと連動した上昇も、XRP強気派の勢いをさらに後押ししています。
ローソク足チャートでは、XRPは約20日間価格を抑えていた対称三角持ち合いパターンを上抜けし、さらなる上昇の可能性を示唆しています。現在の主なサポートゾーンは3.45〜3.50ドルで、これは以前多くのポジションが滞留していた水準です。XRPがこの水準を再び試しつつも維持できれば、上昇トレンドが続くことが見込まれます。
次のレジスタンスは3.60ドルです。この水準を明確に突破すれば3.80ドルへの上昇、さらには今年最高値となる4.00ドルの試しも視野に入ります。MACDは直近で強気のクロスを示し、RSIは64と、さらなる上昇余地を示す一方、短期的な過熱による調整リスクにも警戒が必要です。
オンチェーンデータでは、7月22日に150万XRP超が3.40〜3.45ドル帯で複数の取引所へ送金されており、機関投資家や大口参入の可能性があります。同時に、SNS上でXRP関連キーワードの検索ボリュームが20%増加し、個人投資家からの注目度の高まりが明らかとなっています。
特に、NFT・レイヤー2・DePINといった分野の勢いが鈍化する中、XRPはその規制順守性の高さを武器に再度セーフヘイブン資産としての地位を確立しています。
今週、ProSharesが世界初のXRP ETF(XRPF)をニューヨーク証券取引所に上場し、初日の取引高は4億2,000万ドルと、市場予想を大幅に上回る結果となりました。この商品は機関投資家にとって規制下での参入手段を提供し、XRPの流動性も大幅に向上しています。
また、グレースケールがXRPを投資信託へ組み入れたことも、今後の強気市場を牽引する大きな材料と見込まれます。
テクニカル指標とファンダメンタルズの両面から考慮すると、XRPが3.50ドル以上を維持できれば明日の想定レンジは3.58〜3.82ドルです。一方で3.45ドルを割り込む場合は、3.30ドルまでの下落リスクに注意が必要です。
新規投資家は、ストップロス注文の活用、ETF資金流入および取引所の清算データ、マクロ経済ニュースの変動監視を徹底し、状況に応じて柔軟なポジション調整を行ってください。